サイト紹介

ギャロップ・インサイトへようこそ! 元国体チャンピオンのサイト管理人かめです。この記事では、当サイトの運営方針や収録記事についてご紹介します。

目次

乗馬の始め方

ChatGPT調べ

日本の乗馬人口は「約十万人」と言われています。そのうち競技レベルで嗜んでいる方は一万人を下回るようです。職場や学校など、日常の場では自分以外にライダーを見かけることはほとんどないかもしれません。実際、メーカーに勤めている私の周囲にも、同じく乗馬をしている人は一人もいません。

ChatGPT調べ

他のスポーツと比べてみると、その希少性が際立ちます。ゴルフの愛好者は約800万人、剣道は200万人、サッカーも100万人近くいます。これに対して、乗馬選手の数は圧倒的に少ないのです。

私自身、小学四年生から高校三年生までの九年間を馬と共に過ごしました。大学進学を機に一度は乗馬から離れ、陸上競技に転向しましたが、その後再び馬の背中に戻ったとき、乗馬を始めることの敷居の高さを改めて痛感しました。

乗馬に興味を持つ人は多く、日本国内の潜在的な乗馬人口は一千万人とも言われます。それでもライダーが増えないのは、金銭的にも精神的にも「始めるきっかけ」がつかみにくいからでしょう。

しかし、一度でも馬に跨れば、その楽しさは誰もが実感します。初めて馬上から景色を見下ろしたときの感動は、一生忘れられないものです。当サイト「ギャロップ・インサイト」は、そうした感動をより多くの人に届け、乗馬人口を少しでも増やすことを目標に立ち上げました。

ここではまず、乗馬の魅力をわかりやすくお伝えし、次に始め方を具体的にご紹介します。クラブの選び方や必要な道具の知識、そしてレッスンで見落とされがちな「マインドセット」の重要性についても触れていきます。

乗馬コラム

乗馬を始めた方は、すぐにその魅力に取り憑かれるでしょう。気づけば日常のあらゆる場面で馬のことを考え、男性なら「ウマ男」、女性なら「ウマ娘」と呼ばれるようになるかもしれません。

当サイトでは、そんな皆さんを乗馬沼へと後押しします。乗馬の奥深さに気づき、気づけば「乗馬中毒」と呼べるほど夢中になっている状態へと誘います。

乗馬体験の本質は非日常にあります。人間よりも大きな馬と呼吸を合わせ、一体となって駆ける感覚は、他のどんなスポーツにも代えられません。

また、乗馬は体幹を鍛え、姿勢を整え、精神面にも良い影響を与えます。馬はライダーの心を映す鏡であり、心が乱れれば馬も落ち着きを失い、逆に心を静めれば馬も安心して従ってくれるのです。まさに「心身一如」を体現できるスポーツと言えるでしょう。

このコラムでは、乗馬の持つ魅力を様々な角度から掘り下げ、「馬と生きる世界」の実際を紹介していきます。

障害飛越競技

スタートの合図が鳴り、最初の障害に向かって馬を走らせる瞬間。観客には一瞬の華やかな競技に見えても、ライダーにとっては何週間、何か月もの準備の結晶です。

障害飛越は単純に「飛ぶ」だけの競技ではありません。緻密な計画と集中力が不可欠です。経路を覚える際も、番号を追うだけでは不十分で、カーブで外方脚をどう使うか、どの地点で視線を送るか、馬の反応をどう受け止めるかまで具体的に考えなければなりません。走行時のマインドセットも結果を大きく左右します。失敗を恐れて体が硬直すれば、騎手の緊張が馬に伝わり、走行のリズムが崩れかねません。

実際の走行はわずか数十秒です。しかし、その一瞬の輝きを支えるのは、日々の地道な練習なのです。

このカテゴリーでは、経路の覚え方や心の整え方、走行中の細かな工夫などを、競技経験者の視点からお届けします。これから競技に挑戦する方はもちろん、馬術競技観戦者にとっても楽しめる内容を綴ります。

乗馬体験談

私は2012年、岐阜国体の少年二段階障害飛越競技で優勝しました。その後も四年間にわたり国体に出場し、毎年表彰台に上がることができました。

結果だけを見れば順風満帆に思えるかもしれませんが、舞台裏には数え切れないほどの苦労と緊張がありました。予選から本選にかけて、経路を見失いそうになった場面もあれば、馬の状態をどう立て直すかに頭を悩ませたこともあります。そんな中で本番に集中し、馬と気持ちが一致したときの昂揚感は、勝利そのもの以上に心に残っています。

練習もまた厳しいものでした。高さ160センチの垂直障害や、幅2メートルに迫るオクサーを飛ぶ訓練もやりました。目の前にある壁のような障害を、馬を信じて勢いよく踏み切る。怖い、でもスリル満点で楽しい。飛び越えたあと、後ろを振り返ったとき、大きな充足感を得られました。

このカテゴリーでは、全国優勝の記録から、墓場まで持っていきたいような失敗談まで、実際に体験したことを等身大で綴ります。読んでくださる方に、競技の裏側や練習で味わった緊張感などを感じ取っていただければ幸いです。

最後に

「ギャロップ・インサイト」は、乗馬に関心を持つすべての方に向けて、知識や体験、そして心構えを発信することを目的としています。

乗馬は決して敷居の低いスポーツではありません。金銭的にも時間的にも、誰にとっても気軽に始められるものではないでしょう。それでも、一歩を踏み出した先には、馬と共に生きる豊かな世界が広がっています。

競技を目指す方にも、休日にトレッキングを楽しみたい方にも、このサイトでの情報やエピソードが、皆さんにとって「馬との第一歩」を踏み出すきっかけになれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次